都内の有名な私立大学に入学したものの、楽器のプレイヤーとして仕事をしていきたいと思っていた私。

そのため、在学中に就職活動自体もしておらず、その結果どこかの企業に就職することもなく、大学でとった資格も全く使うことなく、ただのアルバイトだけしているフリーターとして卒業してしまいました。

そうして、アルバイトの収入に頼りつつ何とか生活だけはしていた私はある日、ずっと欲しいと思って探していた楽器にふと何気なく入った楽器屋さんで出会ってしまいました。


その楽器は1960年代に作られた古いもので、もちろん中古品でしか流通もしていませんし、もう限られた数しかこの世の中にも存在しないものでした。

当然そうなってくると、値段もとても高いものです。

ただ、本当に楽器との出会いはタイミング・縁だと考えている私はローンを組んででも購入しようとしました。

しかし社会的な立場のせいか、自分の名義では楽器屋さんのローンを組むことができず 、当時社会人の彼女に頼む羽目に。

そうしてローン期間が終わっても彼女にほとんど払えていなかったため、それは借金として残ってしまいました。

もちろんフラれないように必死で肉体労働して返しましたが、ローン自体組めなかったのが一番ショックでした。