私が高校3年生だった頃、就職も決まり免許を取りに行くことになった。

なぜ取りに行かなければならなかったのかというと、私の就職が決まっていた場所は交通の便が悪くて会社の最寄り駅から徒歩40分の場所にあったからです。

ですがその頃、親はいろいろ出費があり、金銭面がぎりぎりの状態でした。教習代はざっと25万円。そんなお金はありませんでした。

当の本人である私はバイトなど全くしておらず、このままでは毎朝最寄り駅から会社までの長い距離を歩かなければならなくなる!と焦りました。


そんな時、私より2歳上でもう就職していた姉が「親が出せないのなら私が出す。」と私に貯金していたお金を貸してくれました。

姉は「お前が働き始めたら返してもらうからな。」といいましたが、これから地味に苦労する毎日を覚悟していた私にとっては神様でした。

そんなこんなで私は姉のおかげで免許をとって、無事就職することができました。そして初めての給料日、私は姉に払えるだけのお金を返そうとしましたが、姉は「少しづつでいいよ、あんまり私に渡したらあんたが遊びに行くお金なくなっちゃうでしょ」と1万円しか受け取ってくれませんでした。

こんな姉でよかったと感謝しつつ、あれから約1年経つ今も姉に毎月1万円づつ返しています。「お前が免許取れば送り迎えとかたまに頼めるから」と姉は笑っていましたが、本当に感謝しています。